みなさんこんにちは。

こんな疑問にお答えします。
厚生労働省等の調査によると、高卒と大卒の平均年収の差は約100万、生涯賃金で見るとなんと6000万程度の差が出ることが分かりました。
高卒 大卒 差 平均年収(全年齢) 288万 399万 111万 初任給 16万 22万 6万 生涯賃金 2億700万 2億6600万 5900万 平均年収:厚生労働省の「平成28年賃金構造基本統計調査」による
初任給:一般社団法人労務行政研究所の「2017年度新入社員の初任給調査」による
生涯賃金:労働政策研究・研修機構(JILPT)が発表した「ユースフル労働統計 2016」による
表は上記データをもとに数値をまとめて作成
「大学を出た、出ていないだけでそんなに差がつくのはおかしい!」という意見もあると思います。もっともなことだと思います。
しかし、残念ながらこれは昔から続いてきた学歴社会の伝統であり、日本で働いていくうえではこれを覆すことは難しいです。
「それじゃあ高卒は収入を諦めるしかないのか、」
いえ、そんなことはありません。
今からでも給料を上げる方法はあります。
この記事では、高卒では給料がなかなか上がらない理由と、給料をあげるためにどんなことをすればよいか紹介していきます。
目次
高卒で給料が上がらない理由は3つ

高卒で給料が上がらない理由は以下の3つにまとめられます。
ひとつずつ紹介していきますね。
高卒、大卒で出世ルート・給与テーブルが異なる
日本の企業では、出世ルート・給与テーブルが規定されています。
残念ながら、高卒だと出世ルートに行き止まりが発生する場合が多いです。
例えば、「高卒は最大係長までしか昇進できない」といったものです。
出世=昇給になるので、昇進できるルートに行き止まりがあると、給料はなかなか上がりません。
また、給与テーブルもやっかいです。
これは大卒、高卒ともに存在し、幹部候補となる総合職が最も高くなりますが、基本的に大卒以上です。
高卒が選べる一般職、現業職は給与テーブルが低めに設定されます。
そのため、同じ年数勤務していたとしても、大卒、高卒で給料に差ができてしまうのです。
単純労働(特に工場勤務の場合)が多い
1日中延々と同じことを繰り返すような「単純労働」は、誰でもできる仕事とみなされ、給料(テーブル)が低く設定されます。
高卒の就職先として「工場」は結構メジャーだと思いますが、高卒で工場に就職するとこのような単純労働を命じられる可能性があります。
年齢が若い
高卒で就職するときは18歳です。
基本的に給与テーブルは年齢が上がるごとに昇給幅も大きくなっていくので、就職したての場合だと初任給も低く、昇給幅も小さいです。
30代になるまでは昇給額は低めに抑えている企業も多いです。
このため、長く働いているのに給料が上がらないと思ってしまうのです。
高卒の方が給料を上げる方法

高卒だから仕方ないと諦めてしまうと、この先もずっと給料が上がらず、苦しい思いをするだけです。それは嫌ですよね?
高卒でも給料を上げる方法はあります。
こちらもひとつずつ紹介していきますね。
スキルを身につけて転職する
ひとつはスキルを身につけて転職することです。
特に工場勤務の現場で働く人にはおすすめで、溶接技術や計測技術など、いわゆる職人技は需要があります。
工場勤務でない人でも、今の仕事で経験したことのなかでスキルアップにつながるものを見つければ転職がしやすくなります。
スキルが身につかないと感じたら早めの行動を
単純労働のような仕事はスキルが身につきません。
スキルが身につくのを待っていては時間がないので、早めに行動することが必要です。
この場合は初めから転職を狙った方がいいです。
求人票を自分で探すよりは転職エージェントを利用すると効率が良いです。
なぜなら、求人探しのほかに、自己分析や履歴書、面接のアドバイスをしてくれるからです。
スキルを身につける仕事をしたいと伝えればマッチした求人を紹介してくれます。
おすすめのエージェントは以下の2社です。(どちらも利用無料)
リクルートエージェント:転職エージェント最大手。実績ばっちりで使う人を選びません。
これらの転職エージェントの詳細を知りたい方は、【初めての人必見】初心者おすすめの転職エージェント2社を紹介もご覧ください。
転職先は給与テーブルが高い、または実力主義の会社、業界を選んだほうが良い
転職先は給与テーブルが高い、または実力主義の会社、業界を選んだほうが良いです。
例えば、
といったところです。
また、ITやコンサル系は学歴にこだわらない実力主義の会社も多いので自分を試したい方にはおすすめです。
ただし、コンサル系は学歴で引っかかる可能性もあるので要注意です。
スキルに自信があれば起業も可能
自分のスキルに自信があれば起業もアリです。
ただし、ハイリスク・ハイリターンなので決断は慎重に。
大学へ通って大卒として就職する
二つ目の方法は「高卒をやめる」ことです。
つまり「大卒」になることです。
入試のための勉強や4年間の学費、生活費が必要となりますが、大卒になれば出世ルート・給与テーブルの問題も解決するだけでなく、職業選択の幅も広がります。
なぜなら、求人の条件が大卒以上になっているものが山ほどあるからです。
資金的な面で仕事をやめられない方は、夜間制の大学や通信制の大学を検討してみてください。
公務員を目指す
最後の一つは公務員になることです。
給料が格段に上がるというわけではないですが、少なくともお金と仕事に困ることはほぼなくなるといってもいいです。
高卒公務員はそのコスパの良さで「勝ち組」とネット上で言われることも多いです。
注意したいのは、職種によっては年齢制限があることです。
人によってはタイムリミットが迫っているかもしれないので、よく確認してくださいね。
まとめ:高卒でも給料を上げる方法はあります!行動が大切

この記事では、高卒では給料がなかなか上がらない理由と、給料をあげるためにどんなことをすればよいか紹介しました。
「どうせ高卒だから無理だ」と諦めたらこの先も苦しみ続けることになります。
一歩踏み出せば現状を改善できるチャンスがあるので、ぜひ行動してみてください。
今回は以上です。
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