博士課程に進学してよい人、よくない人の基準を紹介します

#50アイキャッチ 学び

みなさんこんにちは。

なべっち
なべっち

大学院生だけど、就職するか博士課程に進学するか悩むなぁ。

こんな悩みを解決します。

大学院の課程では、博士前期課程、博士後期課程があります。

このうち、前期課程は修士課程であり、後期課程がいわゆる博士課程(ドクター)とよばれています。

*以降、この記事では博士課程は博士後期課程という意味で使用します。

博士前期課程、修士課程は、「広い視野に立って精深な学識を授け、専攻分野における研究能力又はこれに加えて高度の専門性が求められる職業を担うための卓越した能力を培うこと」を目的している。

Wikipedia

博士後期課程・後期3年博士課程は、「専攻分野について、研究者として自立して研究活動を行い、又はその他の高度に専門的な業務に従事するに必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養うこと」を目的としている。

Wikipedia

修士課程に進み、いざ就職活動の時期、就職するか、博士課程に進学するか迷う人がいると思います。

私自身は修士で卒業して就職しましたが、周囲には博士課程に進学したひともいます。

 

まず初めにお伝えすることは、学部、修士とは違い、博士課程に進学することは覚悟が必要だということです。

この記事では、覚悟が必要な理由と合わせて、博士課程に進学してもよい人、してはいけない人の基準を紹介します。

博士課程に覚悟が必要な理由

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研究実績がないと卒業できない

下記の関連記事でも少し触れましたが、学部生、修士は研究成果が出ていなくても、努力賞ということで卒業させてもらえます。

しかし、博士課程は違います。

論文の投稿や学内の審査で合格するなど、所定の条件を満たさない限りは卒業できません。

これが修士以下と博士の大きな違いです。

ゆえに、研究実績を確実に出す必要があります。

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3年間で卒業できるとは限らない

所定の条件を満たすまでは卒業できないので、既定の年数である3年で卒業できる保証はどこにもありません。

見方を変えれば留年と同じなので、時間がかかればかかるほどその後の人生に悪影響を及ぼします。

私の研究室にも、博士4年目、5年目の先輩がいましたが、キャリアの悩みを抱えていて大変そうでした。

就職先の選択肢が狭い

博士を取得した後に就職する場合、就職先の選択肢は修士以下と比べて狭くなります。

なぜなら、企業は博士号取得者に対して様々な職種を経験させるよりは、専門の領域での活躍を期待するからです。

基本的には専門分野の研究職が一般的です。

仮にほかのジャンルの研究や、そもそも研究以外の仕事をしたいと思っても、修士以下の学生で人員が埋まってしまい、就職できない可能性があります。

博士課程に進学してもよい人

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博士課程がなぜ覚悟が必要か説明しました。

これを踏まえて、博士課程に進学してもよい人の基準を紹介します。

修士までの研究実績が豊富

例えば、以下のような人は博士課程に進学しても問題ありません。

  • 修士までの研究で賞を取っている
  • 国内、海外の学会で頻繁に成果を発表している
  • 担当教授からのお墨付きがある

このような人は博士課程に進むと給付型の奨学金をもらえる可能性が高く、経済的な問題も少なくなります。

アカデミックを目指している

将来研究者や大学教授を目指している人は、博士号は必須の資格となります。

気持ちが揺るがないのであれば進学をおすすめします。

実績のある教授に指導を受けている

博士課程では指導を受ける教授がどんな実績を上げているかが大切な要素になります。

なぜなら、実績のある教授、研究室では成果も出しやすくなり、教授の力を使って博士号取得後のポストも手に入れられる可能性が高いからです。

逆にあまり成果の出ていない研究室に入ったり、教授につくことはおすすめしません。

研究実績をあげることも難しく、仮に博士号を取得できたとしても安定したポストにつけない可能性があるからです。

お金に困らない

博士課程に進学すると、もともとお金持ちだったり、給付型の奨学金のあてがないと経済的に厳しくなります。

博士課程は基本3年と長く、その間の授業料や生活費が負担になるからです。

ティーチングアシスタントなどの仕事もできますが、月数万円のアルバイト程度にしかなりません。

博士課程に進学してはいけない人

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それでは、博士課程に進学してはいけない人はどんな人か紹介します、

修士までの研究実績がイマイチ

修士までの研究で実績がなければ、進学はおすすめしません。

なぜなら、修士レベルで成果を出せない人は、修士よりもレベルが高い博士の世界で成果を出すことはできないからです。

実際、修士の学生のほとんどが実績をだせません。私もそうでした。

このような場合は就職を考えましょう。

仕事と研究は別物です。

研究成果がでなくても、仕事でバリバリ活躍している人はたくさんいるので心配する必要はありません。



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就職したくないという理由で進学する人

就職をしたくないという理由で博士課程に進むのは絶対にNGです。

そのような理由の人が博士の世界で実績を上げられるわけがないからです。

また、就職は年を取るごとに選択肢の幅が狭くなるため、博士課程に進んでも苦労が増えるだけです。

お金に余裕がない人

経済的に厳しく、給付型の奨学金の見込みのない人はおすすめしません。

先でも紹介しましたが、博士課程ではお金がかかります。

また、博士号をとったからと言ってすぐに安定した収入が見込めるわけでもありません。

飽きやすい人

博士課程では、専門性がかなり高くなるため、途中でほかのジャンルへ移ることが難しくなります。

飽きやすい人には向いていない進路です。

博士課程に進学したけどうまくいかない人への解決策

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すでに博士課程に進学したけどうまくいかない人はどうすればよいのでしょうか?

その解決策は一つしかないと考えています。

それは単位取得退学で就職することです。

単位取得退学とは、大学院の博士課程で必要な単位を取得したものの、博士号を得る条件を満たさずにそのまま退学することをさします。

マナラボ「単位取得退学とはなにか 単位取得退学の仕組みと最終学歴を解説」

要するに途中で退学して就職するということです。

退学しても、修士修了の扱いで就職することができます。

決断は早ければ早いほど有利です。

博士課程の時間とお金を無駄にしてしまうことになりますが、就職して給料をもらい始めればある程度の年月でペイができます。

博士課程の経験は仕事に生かすことができますので、うまくアピールしていきましょう。

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まとめ

今回は博士課程に進学してもよい人、してはいけない人の基準を紹介しました。

博士課程は修士課程と異なり、安易な気持ちで進学すると後で後悔します。

後悔することがないように、自分の状況を確認して進学するかしないかを決めてください。

今回は以上です。